頭を守る確かなヘルメットに、優れた衝撃吸収性能は絶対の要件です。事実、アライの長い歴史は、これを高めてきた努力の軌跡でもあります。だが、どんなヘルメットでも、吸収できる衝撃の大きさには限界があるのも事実です。
一方、速度の二乗に比例し、いくらでも大きくなるのが衝撃のエネルギーです。だから、公道上でも、試験の衝突速度より速く走るライダーの頭は、とてつもなく大きなエネルギーを抱えることにもなります。そんな衝撃を吸収するなんて、どんなヘルメットにとっても無理です。
だから、当たる障害物は帽体の表面を滑らせ、衝撃は出来る限り
かわす
。そうすれば、限りのある衝撃吸収の性能も働く場を得て、カタチも大きさも予想の付かない現実の衝撃から、頭を護る可能性も生まれます。
万一の際、まっ先に働く“衝撃をかわす性能”には、“
丸く、滑らかで、強い
”帽体が、より有効であること、アライは長い歴史の中で学びました。公の規格がどうあれ、自らもバイク乗りで自分自身の頭も考えるアライは、この基本を決して忘れません。
衝撃は、出来る限り
かわす
。そして、かわし切れなかった分を
吸収
する。ヘルメットが頭を守る上での基本はこれ、とアライは考えます。
だから、アライのすべてのモデルは“衝撃をかわす性能”を考え、規格による頭部保護の範囲において、丸い滑らかな
75R
以上の球面の連続したフォルム※、そして強固なシェルを固守します。
<R75>、アライが提唱する大切な安全へのこだわりです。
※ 曲率半径75mm以上の連続した凸曲面
米国のTUCKER ROCKY社が、
『アライのこだわり』を紹介する
ビデオクリップを制作しました。
ご興味のある方、ぜひご覧ください。
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The ARAI Helmet Episode PV
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The ARAI Helmet Episode 01
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The ARAI Helmet Episode 02
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The ARAI Helmet Episode 03
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The ARAI Helmet Episode 04
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The ARAI Helmet Episode 05
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